気持ちの整理には時間がかかるものだから

このところ、ミュージシャンの方の訃報が相次いでいます。
元気だったころのイメージしかない方が、前触れもなくある日突然亡くなるというのはやはりショックは受けるもの。
昔よく曲を聴いていたりしていた方だと特に。
まだまだ年齢的に亡くなる年齢じゃないと「えっ?」ってなります。
熱心なファンとかではなくても。

 

 

で、ミュージシャンの方が亡くなると、生前に付き合いがあった、仕事の関係者の方たちがXでお悔やみの言葉をツイートするのをよく見ます。
そのおかげで故人の知らないエピソードなどを知ることが出来るのはありがたいこと。

で、こういうのって「いつツイートするか」って言うのは自由だと思うのですが・・・。
近年。
生前に付き合いがあったのに、2~3日経っても亡くなった方に関してツイートしないと、その人に対して非難をするような方が少数ですがいるようです。
「なんで亡くなった事についてコメントしないんだ!」みたいな。

んで、あるミュージシャンの方がこれについてコメントをしていました。
「そんなのは人それぞれだろう」と。
その件に言及しないからといっても、故人を軽く見ているわけではない。
それこそ親しい人ならショックで何もコメントを出来なくてもおかしくありません。
気持ちに整理を付けるのに多大な時間が必要なこともあるでしょう。

また「亡くなったからって必ずコメントしなければならないってものでもない」みたいなことも言っておられました。
これも正にその通りだと思うのですよ。
自分の中だけでその人なりに見送るといいますか。
そこら辺は個人の自由で周りがゴチャゴチャいうものではないと思います。

しかし・・・。
最近はそういった生前に付き合いのあったのに、何もつぶやかないミュージシャンの方に文句のようなものを付ける方が相変わらずいるようで残念だなぁと。
正直、よく本人にそういうことが言えるなぁと思ってしまいます。
友人や関係者でもない単なるファンが。

先に述べたように、こういうのはやはり人それぞれで、いつ言うか、もしくは言わないのかはその人の自由。
あとはその方の行動を見てどういう風に個人個人が判断したらよろしいかと。
人によっては、
「生前に付き合いがあったのに不義理だ!」
と怒る方もいるかもしれません。
それはその方の価値観だから否定はしません。
が・・・やはり親しい人が亡くなった場合、気持ちに整理を付けるのは簡単なことではありません。
すぐにその事について言及する人もいれば、それこそ数年経たないと気持ちに整理をつけられない人もいるかもしれません。
こういうことを思えば、わざわざ当人に「なんでコメントしないんだ!」と言っちゃう人は無粋すぎると思うのです。
友人や関係者ならまだしも、単なるファンでしかないなら、そこら辺を察して見守ることも必要なんじゃないでしょうか。

付き合いの深さや受けたショックというのは当人にしか分かりません。
またそれらについて言及するかしないかは、個人の考えによるところもあるでしょう。
だからそういうツッコミを入れる方々は、そういうメッセージを送る前に考えてほしいですし、ミュージシャンの方もそういう声を気にせず、自分のタイミングや意志でどういう風に対応するか決めてほしいと思います。

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