社員たちから完全に見捨てられたクソ社長

前回のつづきです。
 
同僚が次々と去って行っても、劣悪な環境のブラック会社で働き続けていた職人。
自分は、「本当に凄い」と思うと共に、「このまま会社が潰れるまで働き続けるのだろうか・・・」なんてことを思っていたのですが・・・。
昨年の9月。
クソ社長のブログで職人が退職することが決まったとの記事がUP。
これを見た時は色んな意味で嬉しくてたまりませんでした。


おもいっきりこんな気分(笑。

嬉しかった最大の理由は、「やはりあのクソ社長についていける人間はほぼいない」と確信出来たこと。
実はこの職人という人間。
かなり計算高い男なのです。
そのため自分に「利」があるなら、絶対に退職を選ぶようなことはしないタイプ。
ここらへんが自分のような、浅はかで心の弱い人間とは違うところですね(笑。
そんな職人が10年以上勤めた会社を退職する・・・。
これを考えたとき、現在の会社の状況がとんでもない危機的状況にあることが分かりました。
要は職人にとって働くメリットが完全にゼロになったということなのでしょう。
 
というか、この記事を書いていて遅まきながら気付いたのですが・・・。
おそらく2016年あたりから自分が在籍していたころ以上の、とんでもないブラック会社になっていたのでしょう。
だって自分が居たころはメカニック、SE、職人などの社員やパートさんたちが周りにいて、かなり助けてもらって何とか仕事をしていたわけです。
でも現在は・・・社員たちは辞めていき、パートを募集しても応募なしという状態。
あの頃より人員は圧倒的に不足しており、そのため有能なメカニックや職人も辞めざるを得ない状況に追い込まれたのだと、ここでようやく悟りました。

ちなみになんですが、この昔の同僚たちが辞めていく間に、他の元同僚や新たに入った社員も4~5人辞めているようです。
中には“期待の新人”と呼ばれていた人物もいたようですが、その後まったく音沙汰のないことや、最終的に残った社員の数を見る限りでは、おそらく数年持たずに辞めたのでしょう。
まぁ1人抜ければ残された社員に膨大な負荷がかかるようになっている会社なので、これは当然のことですね。

そして・・・。
最後まで残っていた当時の同僚である職人が辞めることにより、「自分が辞めたことも間違いではなかった」と思えました。
あの優秀な職人でさえもたなかったということは、無能の俺があのとき辞めるのは必然だったと。
まぁ俺の方は「根性なし」とでも言われればそれまでかもしれませんが、実際あのまま続けていても、やはり早い段階で退職していたか、更に精神的に病んでいたことは避けられなかったでしょう。
 
と、そんな職人が辞めることになったのを、クソ社長のブログで知ったわけですが・・・。
面白かったのは、クソ社長が心底動揺していたことが分かったことでした。
というのも、クソ社長も職人が計算高い人間だということはよく理解しています。
そんな職人が辞める・・・。
つまり、バッサリと会社を見限られたということ。
職人が入社した理由の1つに、「クソ社長に憧れて」というのがありました。
それだけに長いこと働いてきた職人の退職というのは、人のことを人として扱わない人間のクズのクソ社長にもだいぶ堪えたようで・・・。
また職人は会社の中で超重要なポジションを担っていた人物。
入社してから長い時間をかけて仕事を教え鍛えてきただけに、代わりが務める人間なんてほとんどいません。
この先、同等の仕事が出来る人間が入社してくる確率は皆無といっていいほど。
この現実があるゆえ、クソ社長も尋常じゃないほど精神的にダメージを受けたようです。
辞めるとき、「お前大丈夫かよ~w」と小馬鹿にされた自分とは、ここらへんも大違いですね(笑。
 
というわけで・・・。
自分が辞めて10年経とうとしているころに、当時の同僚たちは全員退職。
会社の悪評が近隣に響き渡り、求人しても人がまったく集まらなくなっているというクソ社長の会社。
そんなとんでもない状況に追い込まれているのをみて、改めて自分の胸に去来する想いがありました。
 
次回につづく

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