検査台に寝て、まな板の鯉状態の俺。
まぁ死ぬわけではありませんが、とにかく初めてのことだから、なかなかの恐怖心がありました。
それとこのとき。
実はお腹の中にガスが溜まっている感が多々ありました。
そのため、検査中に先生の前で「ブーッ」と屁を放ってしまうんじゃないかという恐怖にも怯えてしました。
とてもじゃないけど、コントロール出来る自身がなかったのです(笑。
と、そんな不安な気持ちで待っていると、前回問診してくれた先生が検査室に入ってきました。
「よろしくね~」と声をかけてきた後、「そんなに苦しくないと思いますよ~」と言われて肛門に通りをよくするためのジェルをサッと塗られて、細い管(スコープ)を突っ込まれました。
この時。
突っ込まれた瞬間に肛門に抵抗が走り、自分の中では
「あ、力んでしまって押し返している感」がありました。
なので俺は「まだ入っていない、まずいな」と思ったのですが・・・。
実際はスルスルと体の中に入っている状態で、カメラを見ながら先生の説明の
「ほら、ここが○○で~」
と患部を見ながらの説明が始まりました。
人によるみたいですが、俺は体の中にスコープが入っている感覚はまったくなかったです。
肛門に感覚が全集中していたせいなのかもしれませんが(笑。
そんなわけで、検査中は苦しくもなく、スコープが進むとともにチェックもどんどん進んでいきました。
特に大きな問題がないようで、検査が始まってから早い段階で
「あ、これならすぐに終わりますね~」
と、先生から一言が。
それを言われるまでは
「うわ、これはもう・・・・・・」
的なことも冗談抜きで覚悟していたこともあり、ホッとしました。
また俺の場合、担当してくれた先生が上手いというか、すごく優しく接してくれたのです。
検査中、スコープの動きに合わせて体を横にしたり真正面を向いたりするのですが、そういうときに慣れていない俺は上手く動くことが出来ませんでした。
でも、先生は声を荒げることもなく落ち着いて対応してくれて・・・。
あと指示通りに動けたときは、「ありがとうございます」と声をかけてくれたので、イヤな気持ちに一切なることもなく検査はどんどん進んでいきました。
作業の補助についてくれていた看護師さんも、凄く優しい方だったのも幸いしました。
と、そんな感じで、説明を受けながら大腸の中を見て、20分ほどでスコープによる検査は終了しました。
あ、ちなみに屁をこく心配をしていましたが、スコープにはガスやら大腸の中に残った腸の洗浄薬を「ジュッ」と吸い取る機能があるようで、先生や看護師さんの前で「ブッ」とやらかすことはありませんでした(笑。
まぁそういうのじゃなかったら、おそらく「ブバブバブバ・・・」という感じで屁をこきまくっていたでしょうから助かりました。
汚い話ですいませんが、もしかしたらこの部分が気になっている方もいると思ったので書いてみました。
ご理解ください。
一通りのチェックが終わった後。
大腸の中に以上は見られませんでした。
となれば「じゃあなぜ便潜血があったのか」ということが気になりますが、スコープを引き抜く当たりで肛門の様子をみると、少し腫れ上がっているとのこと。
だから先生曰く、「ここから出血したのかもしれませんね~」ということでした。
ということで、大腸にガンやポリープなどはなく、無事に検査を終えました。
ただ、ちょっと気になる部分があり、そこは後日念のため腹部エコーで確認するということになりました。
でもこれも、ほぼ「95%ぐらいは良性で問題ないと思うけど」とのことで、さほど問題はないようです。
まぁ今回の大腸ガンの検査には関係しないものですね。
この日。
クリニックに行ってから検査を受けてから終わるまで、かかった時間は1時間20分程度でした。
水分は取って良いことや、11時からの検査だったので、お腹が空いて苦しいとかそういうのはありませんでした。
想像していたよりも楽な検査で、2週間ぐらい前から憂鬱な気分になっていた俺は心配しすぎだったと分かりました(笑。
ちなみに検査にかかった費用は5,230円。
初回の問診と検査食の代金は1,960円。
合計7,190円。
検査食は「すげえウマい」というものでもないですし、素うどんやそうめんなど自分で代わりの食べ物を用意するのも難しくないので、少しでも安くしたい方は検査食は買わないことをお勧めします。
そうすれば1,000円以上は安くなります。
俺もまたこの検査があったら、たぶん買いません。
そのお金は、検査が終わった後のご飯代に使った方がいいですね。
まぁ異常があったりしたらそれどころではないでしょうが(笑。
と、そんなわけで大腸内視鏡検査は終わり、問題はなし。
次回、この検査を受けた感想をまとめて書いて最後にしようと思います。
次回につづく
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