火加減一つで味が大きく変わることを知る

(*以前の記事を引っ越しました)

ここ最近、調理のバイトをしていて感じるのは「火加減の重要性」。

基本的な火加減は弱火・中火・強火とあり、家でも料理を作る際は使い分けているわけですが、これまではそんなに深くは考えてきませんでした。
まぁごく普通にというか、大体でやっていた感じ。

でも、調理のバイトを始めてから、ある具材を煮込んでいたときのこと。
鍋でグツグツと煮ていたのですが、自分からみるとあまりにもボコボコと沸騰しすぎているように見えました。
そのため、ちょっと火加減を弱くしました。
「このままだと煮込みすぎになる」と思って。

しかしこの後。
その煮込んだ料理の出来上がりをみると、いつもよりも何だか中途半端な感じ。
「あれ?」と思いつつ、その日はそのまま仕上げました。
そして翌日。
前回の反省を踏まえ、沸騰しすぎているように見えても火加減を落とさずにそのまま煮込むと、これが良い感じの出来上がりに。
このとき、「火加減によってこんなに料理の出来が変わってくる」と知りました。
つまり、前回ビビりすぎて火加減を弱くした自分の判断は間違っていたと気付いたのです。

と、このことに気付いて以降、バイト作業中の火加減には気をつけるようになりました。
ビビりすぎて火力を弱くすると味が出ないこともあるし、そのまた逆で強すぎると焦げ付いたり食材が固くなってしまうこともありと、簡単なようでかなり奥深いものだと思います。
火を入れた分だけ、確実に影響が出るというのが面白いのです。

といっても、料理のプロでもない単なる素人のおっさんなので、そんなに細かく火加減を調整しているわけではないです。
でも、それでも手は抜けない大事な部分と思い、丁寧にやっています。
簡単な調理のバイトですらこれだけ火加減が大事だと分かると、高級料理なんかの火加減はもっと細かくて大変なのだなと実感しました。
そこを「楽しい」とか思える人は料理を作るのに向いているのでしょうね。
自分も楽しいとは感じているので、やはり調理のバイトは向いているのだと思いました。

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