“後はなるようにしかならない”と悟る

前回のつづきです。

店長が別な部署に異動し、社員Aが店の責任者的になる話を聞かされたわけですが・・・。
その際、店長はこんなことも言ってくれました。
「まあkanimisoさん、自分は別な部署になりますが、なにかあったときは力になれることもあるかもしれないので相談してください」
と。
これを聞いたときは嬉しくなったし、店長との関係は比較的良好だったと実感しました。
俺を嫌っていたらこんなことは絶対に言ってこないでしょうから。

が・・・もう一つのあることにも気付きました。
これをわざわざ言ってくるということは、やはり社員Aと俺との関係の悪化を心配しているのだと。
そうじゃなかったら、「後は何かあれば社員Aに言って下さい。任せてあるんで」で済むはず。
このことから、社員Aの俺への敵対心はけっこうなモノがあると再認識(笑。

ますます今後のバイトはけっこう厳しいものがあるかもしれないと思いました。
まぁ、俺の場合はイヤになればすぐに辞められるので、そこら辺の逃げ道はあるのですが。

そんな店長からのお話があってから2週間ほど経ったある日。
社長の奥さんと会った時にこの話が出ました。
「kanimisoさん、ちょっと諸事情で○○さんが店長ではなくなりました」と。
そして、「今後は何かあったら社員Aさんに報告するようにして下さい」とも。
で、この話は前もって店長から聞いていたわけですから、俺は、
「あ、はい、○○さんからそう聞いているので了解です」
的な話をすると・・・。
社長の奥さんがこう言ってきました。
「え?○○さんから(今回の異動の件を)どういう風に聞いています?」
と。

ちなみに店長は会社を辞める意志があることも教えてくれたわけですが、この件については「他の人には言わないでほしい」と言われました。
むろん、社長や奥さんはその退職の意思があることは知っているはずですが・・・。
俺は他言無用と口止めされていたことから、その辺のことは聞いていないことにした方がいいと判断。
だから奥さんにも
「え~と、何だか他の部署に異動して、あの作業をやることになったんですよねぇ」
的な説明に留めました。
で、奥さんもこれを聞いてそれ以上聞いてくることはなかったのですが・・・・・・。
俺はこの「どういう風に聞いています?」という話を聞いて、何となくそこら辺で会社側と店長の意思疎通のようなものがうまくいっていないような感じを強く受けました。
まぁ俺に言うのと違って社長や奥さんに、
「この会社で定年までいられるわけないじゃないですか・・・」
とかは言えませんしね。
そこらへんは店長なりにうまくぼやかして伝えているのでしょう。
なんとも難しいものだと思いました。

と、いうわけで、2年半近くお世話になった店長が異動し、社員Aが店のTOPに。
正直これからに不安はありますが、まぁ社員Aも露骨な嫌がらせを俺にしてくることはないでしょう。
それというのも、俺の時間帯のバイトを募集しても、まったく応募がないから。
今年の2月あたりから常に募集しているようですが、応募はゼロという絶望的な状況なのです。
この状況ではどれだけ俺が嫌いでもクビにするわけにはいきません。
俺が辞めたらその尻拭いは、店の責任者である社員Aがすることになりますからね。
その点でいえば、ある意味「安泰」といえるかも。
まぁ仕事なので、好き嫌いうんぬんよりは仕事をしっかりこなして、社員Aにイチャモンをつけられないようにやっていこうと思います。

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