デジタルタトゥーの怖さを知る

1月は回転寿司での客による迷惑行為がいくつか発覚して炎上しました。
他人の注文の寿司を1個だけ取る(後に自分が注文したものを装って取ったと釈明)。
レーンを回っている寿司にわさびを勝手に載せる。
セルフの湯飲みをペロペロ、回っているお寿司にツバを付ける等。
よくもまぁこんだけ連続して発生したなぁと。
ま、全員自ら動画を撮って自爆したわけですが(笑。

と、そんなことがありこの手の動画がネット上で出回っているわけですが、ここ数日は過去の迷惑行為の動画も拡散されまくっています。
んで、それらの動画、見てみると顔がバッチリ映っているのです。
こうなると数年前の動画だとしても個人の特定は容易なわけで・・・。
そしてそれがもの凄い勢いで拡散していく。
しかもこういう騒動がある度に掘り返され続ける。
デジタルタトゥーの恐ろしさが改めて分かりました。
若い頃のほんの一瞬の悪ふざけが数十年残り続ける。
あの10年前に起きたコンビニのアイスケースの中に入った一件も、未だに写真付きでネットで見ることが出来て、その愚かさが語り続けられています。
ちょっとした冗談のつもりが、消せない汚名を背負うことになるっていうのは恐ろしいもんですよ。

と、そんなことを考えると、顔出し動画なんて撮るものじゃないなと思うわけです。
当人たちの間では軽い冗談のつもりでも、世間一般からみたら迷惑行為として引っかかっている可能性もあることを思えば動画なんて撮らない方が安全かと。
実際、1月に炎上した件も当人たちは“問題ない”と思ってあげたのに、警察沙汰にまでなっているわけです。
彼らはどうしようもないアホではあるのですが、おそらく悪気ってないんですよ。
「これって面白いでしょ」って感じでUPしたら袋だたきに遭い、そこで社会のルールに気づいたってだけの話で。
しかし、気づいたところで動画は拡散して収集がつかない状態。
そして全国ニュースにまで取り上げられたりする。
謝罪したところで受け入れてもらえないというのは本当に地獄だと思います。
顔も余裕で個人が特定できるレベルで映っているから逃げられません。
こうなると後は裁きを待ち続けないといけないというのは、そりゃ何をやっても楽しくないですよ。

自分の友人たちとの若い頃の行動を思い返すと、それなりにやらかしてはいます。
いま見たら「アホだなぁ」と思うような行動はしていました。
ただ、湯飲みペロペロのように店で他人に迷惑をかけるようなことまではしませんでした。
ここが重要で、何かしらの悪ふざけをするにしても家とか身内だけのときだけにすれば、そこまで炎上はしないのだと思います。
だからこの前あったセブンイレブンのバイトの動画なんかも、回転寿司の件に比べばまだマシな方なんですよ。
ふざけたりポテトをつまみ食いしたりしているなんてのは、店やオーナーには迷惑をかけていますが、お客さんには迷惑をかけていないので。
これがもしホットスナックにツバとか付けていたであれば、とんでもない事になっていたと思います。

というわけで、今はスマホ一つでどこでも動画が撮れますが、顔出しで動画を撮るときはその行動に問題がないことを確信した上で撮らないといけないですね。
身内だけに見せるつもりが最後、ネットにUPしたら保存されたら終わりなので。
ちょっとした冗談でUPした動画が、自分を苦しめるデジタルタトゥーになりかねない今。
若い人たちには気をつけて欲しいですね。
本当にシャレにならないので。
愚かな先人たちを見て学んでくれることを願います。

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