勝ちを得た代わりに失った栄光

「何も悪いことをしていないのに非難は辛い」全仏“ボールガール直撃失格問題”でプロ選手協会が加藤未唯の処分を「不当」と声明もバッシングされている対戦相手はSNS“2次被害”を訴える

最初にこのニュースを聞いたとき、
「え?故意にぶつけたわけでもないのに、失格なんて重い処分ってありえるの?」
と思いました。
ボールが飛び交うスポーツなので、ときにはこういうこともあるはず。
しかもその場面を見た方々の話を聞く限りでは、偶然ぶつかってしまったような感じとのこと。
だからずいぶんと不当な処分だなと。

ま、状況を見る限りでは、審判も相手選手たちの必死の抗議に押されたのだとは思います。
俺もあるスポーツをやっていたので分かるのですが、こういうときの選手の気迫って凄まじいものがあります。
「まぁまぁまぁ」とかで収まるようなものじゃありません。
特にこのレベルの選手たちになると、1勝がとんでもなく欲しいでしょうし、そこにかける気合いもとんでもないものかと。

とはいえ、「失格」という勝敗を決する判断はあきらかに間違っています。
せめてボールがぶつかったときのリプレイなりなんなり見て確認するべき。
ここら辺は判断を誤ったなぁと。
こういう大会の審判を務めるような人でも、時には間違ってしまうものなのですね。

それともう一つ思ったのは、
「これで1勝を手に入れたとしても、その見返りで失うものが多くないか?」
でした。
勝ちたいのは分かりますが、「血を流している」とかウソをついては・・・。
で、後で動画を見れば、加藤選手が故意でやっていないことは誰の目にもあきらか。
こうなったら勝ったところで、後にバッシングされることは確定しているのですよね。
プロ活動をしていく上では決してプラスにはなりません。
だからあんな猛然と抗議して勝利を手に入れても、長い目で見ると失ったものの方が大きいのではないでしょうか。
こういうことする選手、俺は応援したくないです。

とまぁそんなことを思ったわけですが、上記リンク先のとおり、「失格という判断は不当」という判断がくだされ、加藤選手にも救済措置が行われるようで良かったです。
そして必死に抗議をした相手選手たちに、予想どおり激しいバッシングが行われているようで・・・。

こういうのを見ると、目先のことだけに囚われてはいけないのだなと改めて思います。
ちなみにこの相手選手たちは次の試合で負けたそうです。
こうなると踏んだり蹴ったりですね。
ま、優勝したところで素直に称賛されることもなかったでしょうから、これで良かったです。
それと今後はこういう誤審のようなものがなくなることを願います。
もの凄く後味が悪くなりますから。

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