「俺を獲れ!」と言えるような人間になりたかった

きのうの午後は、プロの格闘ゲーマーであるウメハラさんのオーディション番組を見ていました。

「どんなもんになるのかなぁ」と思いながらみましたが、参加されている方々の緊張感がモロに伝わってきて、その苦労を感じました。
改めて人前でプレゼンをするのは容易なことではないと思いましたね。
自分のことを知ってもらうために自分語りも多少は必要ですが、それだけだとやりたいことや要望がうまく伝えられずに終わってしまう。
見ているだけの俺でも「えっもう終わるの?」と度々感じていましたから、実際にやっていた人たちは本当に大変だったでしょうね。

で、見ていて思ったのは、こういうオーディション番組に出るならすでにそれなりのスキルがないとダメだということでした。
番組内でこくじんさんが
「支援してもらうっていう人は厳しい」
みたいな話をされていたのですが、だいたいその通りの結果になっていました。
要は現時点でそれなりのスキルがあり、
「審査員の皆さんとそのスキルを活かして何かしらの事をやっていきたい」
って人じゃないと合格はもらえない感じでした。

まぁそりゃそうですよね。
企画のタイトル通り「俺を獲れ」とアピールするなら、何らかの能力は必須。
突出したスキルもない人間が出て、「これからプロを目指すので支援をお願いします」みたいな話をしたところで、それは蹴られて当然なのですよね。

とはいえ、俺が一番思うのは、「こういう番組に出るだけでも立派」ということ。
自分を信じてアピールできるっていうのは、素晴らしいことです。
俺なんかには出来ません、怖くて。

本来であれば俺のような人間こそ、こういうオーディション企画って大チャンスだと思います。
46歳の世間的に無名のおっさんが、こういう影響力のある人たちの力を借りて世の中に出る。
拾ってもらって人生を立て直すことが出来たら最高でしょう。

しかし俺にはスキルもなく、アピール出来る点もありません。
それが自分の中で分かりきっているからこそ、こういう企画があっても踏み込めない。
一昨年からTwitterを本格的に初めて、己の情報発信力のなさを痛感したことも大きいですね。
「何の影響力もない人間なんだ」と。
知らぬまま死ぬよりは知れてよかったと今では思いますが、まぁこの現実はなかなか厳しいものがあります。
普段はこの現実から目を逸らしているから生きていられるようなものですね。
社会に出て現実と向き合ったら、3日と持たずに精神崩壊する自信があります(笑。

というわけで、こういうチャンスがあっても応募すら出来ない俺はとことん無力なんだなと改めて思い知らされました。
逃げ続けてごまかしてきた人生ですから仕方ありません。
若い人は俺のようにならずに、スキルを身につけチャンスがあったらどんどん挑戦してほしいと思います。

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