仕事を辞めてプロゲーマーを目指している若者を見て

数日前。
「俺を獲れ」というオーディション番組について書きましたが、他にも驚いたことがありました。
それは「仕事を辞めてプロゲーマーを目指しています」という若者がいたこと。

これって一昔前なら「ありえない」と言われるのが一般的だったように思うのですが、いまは現実的にそういう選択肢を選んでも許されるような時代になった気がします。
これはこの数年でプロゲーマーが増えたこと、eスポーツというものが世の中に少しずつ浸透してきた、大会賞金の金額が実際に生活していけることが大きく影響しているのでしょう。
ちなみにストリートファイター6というゲームで、海外のとある大会に出て優勝すると1億円もらえます。
いまから30年以上前のスト2のときには、仮に世界一強いとしてもそれだけの大金がもらえることはなかったことを思うと、ゲームをやる人間にとっては良い時代になったなぁと思います。
夢があるといいますか。

とはいえ、そんな甘いもんじゃないことも分かっています。
お遊びで俺のようなザコプレイヤーを倒し続けるならこんなに楽なことはありませんが(笑、実際はゲームの才能のある天才達が集まって死に物狂いで戦っている世界。
「勝ってナンボ」ですから、精神的にも非常にタフさが求められます。
またゲームって近年はシリーズもののゲームの場合、7~8年単位で新作が出ます。
要は「これでずっと安泰」というのがなく、そのときそのときに合わせて立ち回りを変えていかなければなりません。
で、そんなことを考えつつも、どんどん若くて強いプレイヤーが出てくるわけです。
そんなことを思うと、やはりプロゲーマーというのは想像を絶する仕事なのですよね。

それとここ数日。
何年か前のツイートなのですが、
「○○というゲームに専念するため、高校を辞めます!」
というのを見まして・・・。
その彼はゲームに打ち込むってことでガチで高校を辞めたみたいなのですが、現在の様子を見たら別なゲームをやっていました(笑。
シリーズの新作が出たとかではなく、完全に別なゲームを。
こういうのを見ると、やはり人間、気持ちが高揚したときは「俺なら出来る」と万能感に包まれてしまって冷静に考えられなくなるのだなぁと。
傍からみたら「あのとき熱く語っていたのはなんだったんだよw」ってなるパターンのやつですね。
俺もやらかしていますから彼を笑うことは出来ません。

と、そんなことを思ったのですが、まぁやりたい若者はどんどんやってみるべきだと思います。
若いうちに「才能がなかった」と気づけるなら、それに超したことはありません。
俺のように30半ばになって才能のなさに気づき、更に精神的に崩壊したなんてなったら、そりゃもう悲惨の極みです(笑。
人間、今は健康でもいつ何時どうなるか分かりません。
自分のことに限らず、家族のことで夢を諦めることも珍しくない話です。
挑戦が出来るなら、そのときに思い切ってやるべきだと思います。
失敗したときのリスクは自分で背負う覚悟があるなら。

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