常連扱いされないとショックを受けると知る

定期的に通っている動物系カフェ。
数ヶ月前からついに入り口に「なにかあっても自己責任」という案内を貼るようになりました。

以前。
そのカフェの社長さんと遭遇したときに聞いた話だと、子ども絡みかなんかでトラブルがたまに起こるみたいでした。
子どもが急な動きをしたことにビックリして動物が反応、そしてちょこっとしたかすり傷なようなものを負ってしまう。
それに対して親が「責任取れ!」とクレームを入れてくるようなことがあったようです。

この類いの話。
俺が好きな蔵王きつね村とかでも聞くので、結局なんかあったときの対応としてはこうするのが最善なんでしょうね。
やはり動物相手だと100%完全制御というのは不可能です。

と、それに伴い入店時に簡単な誓約書のようなものにサインをするようになりました。
スタッフさんが店のルールを説明した後にサインをしてもらう。
それにより「自己責任を了承しましたね」と。
今の世の中、何も問題がないのに信じられないようなクレームをつける輩もいますから、これはこれで仕方ない変更だと思っていました。

で、俺がこの変更に気づいたのは、このシステムを導入してからしばらく経ってからでした。
入ってきたお客さんに何か書かせている様子を見て気づいたのです。
後は新たに貼られた「自己責任になります」という案内を見て。
ちなみに俺はサインを求められることはありませんでした。
4年以上通っていて、スタッフさんとも面識があります。
今まで「怪我をさせられた!」なんてクレームを付けたこともありません(笑。

だからこれが当たり前だなぁと思っていたのですが・・・。
この前。
カフェに行き、2年ぐらい前から面識はあるけどたまにしか会わないスタッフさんが受付にいたのですよ。
お互いに「どうも~」って感じで挨拶を交わして受付を済ませると、こんなことを言われました。
「じゃあこの用紙にサインしてください」と。

このとき。
生意気に思われるかもしれませんが、かなり「えっ?」と思ったのですよ。
自分でも想像を超えるショックでした。
「4年以上通っていて1回もクレーム付けたことのない俺に書かせるの?」
と。

これ。
相手が新人スタッフなら気にしません。
常連風を吹かさず素直にサインします(笑。
が、このときは面識のあるスタッフさん。
その方からサインを求められたのが、だいぶショックだったのですよね。
一瞬、「そんなに信用されていないのか」と落ち込んでしまったのです。

この後。
冷静に考えてみると、まぁ「書いてもらうのが無難だから仕方ない」ということは分かりました。
やはり動物相手だと何があるか分からない。
そんなときにサインをしてなかったら・・・と考えると、1スタッフとしては怖いものがあるのも事実。
だからこれは仕方ないなと分かったのですが、俺がこのとき頭に浮かんだのは自分の正社員時代の仕事っぷりでした。

というのも、俺もこういうとき常連さんにもサインを書かせるようなタイプだったのですよね・・・。
数年来の常連さんで問題ないと分かっているなら「あ-大丈夫ッスよ」とかで済ませればいいのに、深く考えずに書かせてしまっていたのです。
このとき、おそらく常連さんたちはショックを受けていたと思います。
自分がやられて初めて分かりました。
こんなにも寂しいものなんだと。

というわけで、こういうときは柔軟に対応すべきものなんだなぁと身を以て知った次第です。
よく来てくれる常連さんであれば、そこら辺は店側で気を利かせる。
自分がやられるまでは気づかなかったという事実が、いかに接客の部分で足りていなかったのか思い知らされました。

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