ピザは家で食えよ

ヒグマ餌付け疑惑で批判殺到も…炎上YouTuberが怒りの反論　「あたかも僕が悪いことをしてるっていう印象操作」

こちらのニュース。
実は2ヶ月ほど前の時点で炎上して、そのヒグマがピザを食べてしまった動画を見ました。
で、この件に対し、ヒグマに関する知識のある方が問題行動であることをYouTubeにて指摘していました。

なのでそのヒグマに関する動画を消すと俺は予想していたのですが･･･。
いつまでたっても公開されたまま。
この対応に違和感を覚えました。
通常だったらすぐに非公開なりにする案件だと思ったから。

ちなみにその動画なんですが、ざっくり内容を説明すると、
「森の中でピザなどを食べながら視聴者の質問に答える」って企画でした。
が、その動画を撮っている最中にヒグマが出没。
YouTuberは逃げたのですが、ピザなどの食べ物は置いたまま。
そしてヒグマがピザを食べている様子を車の中から撮影。
それを動画としてあげたわけです。

で、炎上するとなれば再生数もさぞかし相当なものだろうと思ったのですが･･･。
これがそこまで凄い再生数じゃなかったのですよ。
評判を落としてまでやるほど割りに合わない再生数といいますか。

んで、当人たちの言い分は「餌付け目的でやったわけじゃない」だそうで。
“「当時流行っていたUber企画にプラスして、僕たち普段から自然の中で撮影することが多かったので、僕ららしい要素を入れて他と差別化をするため」”（＊上記リンク先から引用）
とのこと。

う～ん･･･。
どうなんでしょうかね、この説明。
正直に言うとまったく信じられません。

というのも、やはり逃げた後に車の中から撮影しているのが変な話だなぁと。
これがなければ一万歩ぐらい譲って「本当に森の中でピザを食べたかっただけなんだ」と信じることも出来るのかもしれませんが、ヒグマがピザを食べる様子を撮ってしまっては･･･。
「そういう目的でやった」と見られても仕方ないように思います。

と、そんな動画なんですが、炎上や指摘された後も非公開にすることもなく公開され続けていたわけです。
だから当人たちは「悪いことをしていない」という自信があったように見えるのですが、それが一転。
ここに来て動画を非公開にし謝罪をしました。
この対応を見ると、おそらくここに来て事態の深刻さにようやく気づいたのではないかと。

というのも、7月8日に母親グマが駆除されたようです。
特徴からそのピザを食べたヒグマと同一個体の可能性あるとのこと。
つまり実害が出てしまったわけです。
これで再び批判され始めて、「責任を追及されたらヤバい」と考えたように見えます。
ヒグマが市内に登場する原因を作ったとなれば、人への被害を考えるとそりゃ冗談じゃすみません。
ピザを食べたクマによって人が怪我をしたら、どんだけ言い訳しようが聞いてもらえるはずがないのです。

で、このYouTuber。
謝罪の動画で「あたかも僕が悪いことをしてるっていう印象操作」という主張をしているのですが･･･。
100万歩譲って「そういう意図はなかった」としても、実際にヒグマにピザを食べさせた時点で絶対にやってはいけない悪いこと。
印象操作でもなんでもなく、悪いことをしたのは事実。
そこを認めないっていうのが･･･。
まぁ今さら引くに引けないのだとは思います。
口が裂けても「本当は狙ってやりました」なんて言えないでしょうし。

というか、故意じゃないにしても、あんまりですよね。
「ヒグマが出る可能性のある森の中でピザを食べる」って言うのが･･･。
しかもこのYouTuber、北海道出身なのだそうで。
これで「森の中でピザを食べても大丈夫だと思った」とかはさすがに通らない話かと。

と、そんなわけで、少し考えれば分かりそうな話なのですが、再生数とかに囚われてしまうとそういう判断も出来なくなるのが人間なのかなぁとつくづく思います。
家でピザでも食いながらやっていれば、今ごろはトラブルにもならずに楽しく過ごせていたでしょうに･･･。
今後はこういう愚かな行動をするYouTuberが出ないことを祈るばかりです。