上司が部下の悪口を言いふらした結果・・・

俺の正社員時代の上司であったクソ社長。
数々の暴言や問題行動があったのですが、他にも特徴として
「ある一定の期間ごとに部下に対する評価をコロッと変える」
という習性がありました。

どういうことか説明すると、例えばAという部下のことを一定の期間、「お前は仕事がよく出来る」や
「お前は他の奴らとは違うよな~」と褒めたり持ち上げたりするのですが、3ヶ月ほど経つとその評価がある日を境に急に切り替わるのです。
「Aはダメだ、アイツは使えない」と。

そして次はBという部下を褒めまくったり持ち上げまくったりします。
で、この期間はAの悪口などをBに言いまくったりします。
「本当にあいつはダメだよな、ろくに仕事もしないわ」等。

で、この後は同じことの繰り返し。
C→D→E→Fという感じで数ヶ月毎に流れていき、今度は再びAを評価しはじめたりします(笑。
そしてFの悪口をAに吹き込むというパターン。

んでまぁ、これが毎回パターン化していたので、本当に不思議に思っていました。
「なんでこんな事するんだろう」と。
毎回切り替わり方が「ピッ!」という感じである日一瞬で切り替わるのです。
クソ社長本人にしか分からないタイミングで。
前日までは褒められていたのに、翌日になって「おめーはつかえねぇなぁ!」等の罵倒が始まり、
他の社員たちに「あいつはお前らがコントロールしてうまく扱え!」などの指示を出すのです。
離れた場所から大声でこちらにも聞こえるように。
人が嫌がることだけは本当に分かっている人でした(苦笑。

とまぁそんな日々の中で、俺より勤務年数が3年ほど長い先輩社員と飲む機会がありました。
そのときに上記の行動に関して聞いてみると、先輩社員がこう答えてくれました。
「ああ、あれは社長にとっての“旬な人”が切り替わるんです」と。

なんでも昔からこういうパターンがお決まりとのこと。
最初は「お前いいな」とか褒めていても、あるときにピタッと止まって今度は別な人を評価しだす。
で、なぜそれまで褒めていた部下の悪口を言い出すのかというと、おそらくクソ社長が考えていた期待に応えていなかったから。
クソ社長の頭の中だけでそのラインがあり、3ヶ月ほどは様子を見ているが、ある日を境に、
「コイツはダメだ!俺が期待しているほどやってくれない!!」
と一人で勝手にブチギレるパターンだったようです。
これを聞いて非常に納得しました。
本当に「それしかない!」って感じで毎回繰り返していたので。

ちなみになんですが、こういうことを繰り返した結果、部下たちは他の社員に対して心の奥底で見下す気持ちを持っていたように思います。
俺も恥ずかしながら持っていました。
というのも、「社長公認の悪口」だから。
俺のような弱い人間はその雰囲気に乗せられてしまっていました。

完璧な人間なんているわけもなく、仮に仕事が出来たとしても人間なにかしらの弱い部分はあるのですが、こういうのをクソ社長自ら他の部下に言いまくります。
それをどれぐらい受け取るかは人によって程度の差はありますが、悪い奴だとおもいっきり話に乗っちゃっている奴もいました。
「あいつ本当にダメっすよね~」みたいな感じで。

裏では俺も相当言われていたと思います(笑。

だから社員たちは心の奥底にそんな闇を抱えていて、心から信頼出来るような関係ではなかったと思っています。
まぁチームワークで何かを生み出せるような職場ではなかったという事です。
で、そういう職場にしたのは自分なのにも関わらず、部下たちの覇気のなさを見ては
「お前らがもっと結束して・・・」的な話をよくしてくるクソ社長。
まぁ当時の時点で右から左に聞き流していました。
不仲の原因を作っている張本人がなに言ってんだと。

というわけで、一番上に立つ人間が部下の悪口を他の部下に言うなんてのは、絶対に御法度だと思っています。
悪口を言って一時はスッキリしても、部下たちの心に残る負の遺産。
後に当時の同僚が一人を除いて全員退職したことを思うと、これは紛れもない事実だと思います。

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