最大級の親不孝だと思う

あの事件からもう7ヶ月も経ったのですねぇ・・・。

〈長野立てこもり事件から7ヶ月〉「私には息子を撃つことがどうしてもできなかった」“ぼっち男”と人質になった母の今…加害者の親族、知人は「政憲のしたことを考えれば極刑でしょう」

あまりにも凄惨な事件で、亡くなった人が4人。
しかし、犯行に至る理由が容疑者の思い込みによるものというのが、またこの事件のやるせなさを感じてしまいます。
散歩をしていただけの女性が2人が襲われて亡くなり、駆けつけた警官2人も猟銃で撃たれて殉職。
状況を見るに、被害者の方々は訳が分からないまま亡くなられていたのでしょうね。
言葉になりません。

そしてこのケース。
容疑者の父親、母親もいきなり巻き込まれたわけです。
当時、人質に取られた母親もかなり困惑し憔悴したでしょうが、俺は父親がこの一報を聞いたときの絶望感を考えるとそのときの心境がそれとなく想像できてしまいます。
まったく状況が分からないのもそうでしょうが、息子がやらかしてしまったと聞いたときは途方もない絶望に包まれたのでないでしょうか。
「夢なら覚めてくれ・・・」としか考えられなかったような気がします。

今回の事件。
父親や母親も叩かれているようですが、これを避けられない事ですよね。
息子が勝手にやった事とはいえ、批判の矛先はどうしたって父親や母親に向くもの。
俺もたまに自暴自棄になったことを想像して、とんでもない犯罪をやらかすイメージが湧いてくることがあります。
飲酒運転をして人を轢き殺してしまったとか。
で、そういうことを想像した後に浮かんでくるのは、決まって世間からとんでもない批判を受けている母の姿。
特に俺の場合は無職です。
なにかやらかした場合は「きちんとさせなかった親が悪い」と徹底的に叩かれる事になるでしょう。
そんなことを思うと、自分だけの問題でもないから絶対にそういうことは出来ません。
俺がやらかして自分一人がボコボコにされるのは自業自得で当然ですが、親にその矛先が行くのは辛いのです。
今の時点でもかなり肩身の狭い想いをさせているのに、更にこれ以上というのはさすがに避けたいところ。

と、たまにそんなことを考えるのですが、今回の事件を見ていると、やはり子どもが何かやらかしたら親が叩かれるのは避けられないことなんだと思いました。
おそらく一緒に生活していて働く場所も与えていたわけですから、ここまでとんでもない事をやらかすとは思っていなかったはず。
容疑者は猟銃やナイフを持っていたとのことですが、これも親が買い与えたのか自分で買ったかは分かりません。
もし親が買い与えたのだとしたら、残念ながら
「そういう物を買い与えるからこうなる」
と批判されるのは当然だと思います。

でも・・・。
こういう息子が狩猟に興味を示してそれをやりたいとか言ったのだとしたら、親としては買ってあげたくなる気持ちは分かります。
世間的に言えば甘すぎるのかもしれません。
精神的に不安定だったことを考えると。
しかし、やはり親としてはそういう光のようなものがあったら、そこには惜しまず協力してしまうというか。
「これで少しでも社会と接点を持ってくれれば」と。
だから買い与えたりしたとしたなら仕方ないとも思ってしまうのですが、結果としてこういう事件を引き起こしてしまったことを思うと、親も悔やみきれないでしょうね。
まぁ息子が普段から普通に生活していて、特に変な言動とかなければここまでやるとは思いません。
精神的なストレスがどれぐらい積み重なっているかは、外から見ているだけじゃ絶対に分からないから怖いです。
寝耳に水としか言えないような感じだったのではないでしょうか。

と、この事件に対してはそんなことを思ってしまいます。
だからこの先も容疑者の父親と母親はそれこそ地獄だべなぁと。
息子が裁きを受けても残るような遺恨。
それに苛まれて生きていくしかないのだと思うと、あまりにも辛すぎるなぁと。
そんなわけで俺もヤバい息子ですが、せめて犯罪だけはしないようにしなくちゃなと。
被害者だけではなく親の人生も辛く厳しいものにしてしまった今回の容疑者を見ると、人に迷惑をかけずに生きているだけの精神は保っていきたいものだと思います。

にほんブログ村 その他日記ブログへ にほんブログ村 その他日記ブログ 無職日記へ

コメント

タイトルとURLをコピーしました