非正規労働者が行う介護の辛さ

3ヶ月ほど前、父と弟が入院している病院に通う日々があったのですが、そのときに実感したことが一つ。
それは
「俺のような人間だと、『自分で動く』という選択肢以外はないんだなぁ」
でした。
 

 
 どういうことかと言いますと・・・。
バイトという立場ゆえ、こういうときは仕事を休むことも比較的簡単に出来ます。
家族の看病ともなれば、いくら人手不足の会社とはいえ、バイト相手に出勤を強制も出来ませんし。
責任のあるポジションにいるわけではないから、身動きがいくらでも取れるのです。
だから父や弟の看病をすることも出来るのですが・・・。
フリーターの自分のメリットはそれだけ。
けっきょくのところ、収入が少なくお金を持っていないから、そういう何かしらのサービスや施設に頼むことは出来ません。
とにかく出来るのは自分で動くことだけ。
独身ゆえに頼る家族もなく、また親戚との付き合いも疎遠。
まぁ仮に親戚と付き合いがあっても、こういうとき親戚に看病を頼む事なんて、よほどの事情でもない限りは頼めないことにもこの頃に気付きました。
そもそも父や弟も、母や自分以外に看病されるのは気を遣いますからね。
また、親戚もみんなすでに高齢者たちばかり(笑。
足腰などにガタが来ているから、遠方から来させて看病を・・・というのは無理があるのです。
 
 
 だからこの当時、ひたすら自分は毎日看病というか付き添いに走り回っていたわけですが・・・。
このときは、「こういう事態を想定していなかった自分の愚かさ」のようなものを実感せずにはいられませんでした。
そして、「事が起きた後ではどうしようもない」という現実に。
というわけで、自分と同じように非正規で働いていて高齢者の親を抱えて居る方は、自分のような辛い思いをしないように今のうちから備えておいた方がいいと思います。
まぁ、なかなかそれが難しいことも承知はしていますが・・・。
でも本当に備えてなければ、こういうことが起きたときには家族の面倒は自分で見るしかありません。
そしてそれは相当というか、かなり大変なので・・・。
せめて心の準備ぐらいはしておくことをお勧めしたいと思います。

次回につづく

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