きのうの午後。
Twitterを見ていたら、ゴルゴ13の漫画家である“さいとうたかを”先生が亡くなられたとのことでビックリしました。
数ヶ月前にテレビの「SWITCHインタビュー 達人達」ー選で対談しているお姿を見たこともあり、まだまだお元気だと思っていましたから。
でもこれは再放送で、初回放送されたのがおよそ2年前とのこと。
それを考えれば、このときぐらいまでが元気に活動できていたときなのでしょうね・・・。
さいとうたかを先生は昔から精力的にテレビにお出になる方で、けっこう見させていただきました。
近年で印象に残っているのは、浦沢直樹さんの”漫勉”に出たときですかね。
昔、さいとうたかを先生が台風五郎という漫画を辞めるとき、その台風五郎を殺そうとしたら読者から
「台風五郎を殺すならお前が4ね」
とか手紙が送られてきたとか(笑。
このエピソードには爆笑しました。
いや~いつの時代もそこまで思い込む読者がいるんだと。
それとゴルゴの書き方を見た時にも衝撃を受けました。
一般的な書き方と違って、眉毛から描くという・・・。
初めて見たときは「これでゴルゴになるの?」と思いながら見ていたのですが、これが見事にあのゴルゴの顔になるのです。
興味のある方はぜひ動画を探して見た方がいいと思います。
それぐらい衝撃を受けます。
漫画業界に分業制というものを、初めて導入したさいとうたかを先生。
時代の先を読む方で“SWITCHインタビュー 達人達”にて、昔から本の形式はいずれデジタル化になることを見越していたようなことをおっしゃっていました。
確か“置くスペースが無くなるから”みたいな話をされていて、我が家なんかは正にそれになっており、前は大量のマンガ本を買っていた俺でもかなりデジタルに移行しました。
こういうのを昭和の時代から分かっていたというのは、やはり先見の明があり、そういうことを考えられる頭のいい方だったのだと思います。
さいとうたかを先生のご冥福をお祈りいたします。
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