会社の先行きは思っていたよりも・・・

前回のつづきです。

退職を申し出てからも深刻な人手不足により、1年間働き続けてきた店長。
養う家族がいることもあるのでしょうが、これは社長や奥さんのことは嫌いではないということでしょう。
あくまでも不満は仕事の事や責任におけること。
そうでなければ、「後の事は知るか!」で辞めるのがほとんどだと思いますし。
ちなみに俺が働いていた前職のブラック会社では、退職の話が出た後は場合は全員すぐに辞めていました。
クソ社長から「もうちょっと○月までいられないかな?」等の話があっても、俺を含め全員が即座に拒否。
「いや、無理っす、引き継ぎが完了したら速攻で辞めますね」的な。
これを思うと、やはり人柄というのは大事ですね。
困った時に助けてもらえないわけですから(笑。

と、いうことで、会社が人手不足で苦しんでいることは知っているので、その後も我慢して働いていた店長。
一応、「そのうち誰か新しい社員が入ってきて・・・」なんてことを会社側と考えていたみたいですが、現実は厳しく入社してくる者はほとんどおらず、いてもホネオくんのような能力に問題がある人ばかり。
しかもそんな人がとりあえず部下として送られてくるわけですから、そりゃ店長は精神的にキツイわけです。
バイト並の能力しかない人間を「社員として使え」的に送り込まれてもどうしようもないですよね。
しかし店長も、会社が年中求人をしているにも関わらず人が来ないことは分かっていたので、何とか耐えていたのでしょう。

が・・・・・・さすがに1年ともなれば不満も限界に達したと思われます。
自分でも納得していない立場をやらされているので余計に。
そこで会社としては「退職」という最悪の結果を避けるため、別な部署に異動してもらい引き続き働いてもらう道を選んだようです。
でも実はこれ・・・。
俺が「もしかしたらまだ退職する可能性はあるんですか?」と聞いたところ、店長は「あります」との答え。
その理由としてこんなことを言ってきました。
「だってkanimisoさん、この会社で定年まで勤められると思います?」

・・・これを聞いた瞬間、過去の記憶が蘇り何だか背筋がゾクッとしました。
というのも、俺も前職の会社を辞める理由の1つに、この「定年まで勤められない」があったのです。
会社の先行きは相当厳しいと。
まぁ、みんな辞めるときに考えることはこういうことなんでしょうね。
ま、このご時世、30年先も安定してやっていける会社なんてそうそうないので、ある意味自分を納得させるための理由としているのかもしれませんが。

と、そんなわけで辞める意志は継続中の店長。
小さい子どもと奥さんがいる店長が辞めるという決断をしていることを知って、今の会社の運営状態は相当悪いというのを感じました。
俺が働き始めてから辞めた人は何人かいますが、みんな独身とかバツイチの方。
だから何かあれば辞めてもまぁ仕方無いとは思っていましたが・・・。
店長の場合はこれからいくらでもお金が必要な身。
また平社員よりは「店長」という肩書きが合った方が世間的に良いのに、それをあっさりと捨てる。
冷静な目で見ると、「この会社は相当魅力がないのかな」なんてことを感じずにはいられませんでした。

非常に貴重な戦力である店長の別部署への異動。
それに伴い何かあれば社員Aに報告しなければいけなくなった今後。
俺としては仕事はちゃんとやりますが、正直社員Aに協力する気にはなれません。
こっちが頑張っても1ミリも感謝しない相手ですから。
だからこれを機に辞めてもいいかなぁとは考えています。
ただ・・・俺の時間帯もバイトを募集してもまったく応募がありません。
社長や奥さんからすると、かなり厳しい状況。
人手不足なのに募集しても人が集まらない。
で、来たとしても一癖も二癖もある方々。
こうなると店長がこの会社に見切りを付けた事にも納得できるし、今後はますます深刻な人手不足に陥り、更に大変なことになるかもしれません。
まぁ俺も出来る範囲では協力していくつもりですが・・・。
でも社員Aのために尽くす気は毛頭無いので、そこらへんは社長には悪いですがシビアにやろうと思います。

次回につづく

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