「待って」と言っているのに･･･

弟の通院の帰り。
ちょうど良い場所にすき家があるので、昼食のテイクアウトとして利用することがあります。

買ってくるのは当然俺で、母や弟は車で待機。
で、俺はすき家のとん汁がめちゃくちゃ好きなのでよく買うのですが、最近はほぼ紙トレーに入れてくれます。
まぁとん汁1個なので車のドリンクホルダーでも持ち運べるのですが、安定性というか気分的にもつけてもらえる方が嬉しいです。

で、ですね。
牛丼、とん汁、カレーなどが入った袋を助手席の母に渡します。
んで俺が運転して帰るのですが･･･。
あるとき、家に着く手前で
「斜めになったらヤバいから、俺が玄関を開けてからお母さんの助手席のドアを開けるね」
と母に伝えました。
両手が塞がった状態になっているからそうした方が一番安全だと。

そうしたらですねぇ･･･。
玄関のカギを開けて助手席を開けに行こうとしたら、なぜかすでに車から出ている母。
「ハ？」と俺は呆然。
次に母の手元を見ると、とん汁が入った袋が斜めに。
「おいおい、なにやってんの？俺が開けるっていったじゃん」
と言ったら、
「これぐらいでこぼれないべ」
と母。
しかし、いくらきっちり蓋がしてあり紙のトレーに入っていても、さすがに斜めになったら若干漏れます。
こうならないようにするために事前に説明したのに、それを守らない母。
説明なしでこうなったなら仕方ないと思いますが、これがあるから事前に説明したのに･･･。
急ぐ必要はまったくなく、数十秒待てばいいだけの事なのにそれが出来ない。
まぁブチギレそうになりましたが、さすがにとん汁で親に罵声を浴びせるのもあれなのでそれは留まりました（笑。
が、この一件はけっこう衝撃で･･･。
ちゃんと説明したのにそれを守らないことに、なんとも言えない気持ちにさせられました。

で、この間。
またすき家でテイクアウトをして同じ状況に。
このときは前回のことがありますから、すき家の駐車場を出る時点で説明しました。
「とにかく俺が開けるまで絶対に降りるな」と。
家に着くまで何度も復唱してしまいました。

で、あまりに俺が言うものだから、母もいくらか堪えたようで･･･。
ちょっと「しゅん･･･」と落ち込んでいる様子を見て俺も「言い過ぎたかなぁ」とも考えたのですが、前回の事を考えたら仕方ないなと。
「言っても守らねえんだからこれぐらい言うしかない」と思いました。
さすがにこのときの母はおとなしく助手席で待機していました。

というわけで、事前に説明してもそれを守らない母を見てだいぶ衰えが来ているなぁと。
まぁ年齢の事を考えればかなりよくやっています。
本当にありがたいかぎりなのですが、今後はこういう事も増えてくるだろうなと。
何事も先手を打つようにし、根気よく説明していこうと思います（笑。