一番漏れ出してはいけない場所で漏れるとは･･･

きのうの地元各TV局のニュース番組のトップは、ほぼこのニュースでした。
仙台駅という非常に多くの人が利用する場所での事件ということで、最初の一報を聞いたときは驚きました。
「また頭のおかしな奴のテロか？」と。

が、実際は地質調査会社男性が薬品を持ち込んで、それが漏れてしまったとのこと。
テロとかではないことにホッとしましたが、その後で頭の中に浮かんできたのは、
「この男性、これからめっちゃ大変じゃん」
ということ。

なんでも事の発端は、バッグから液体が漏れていることを指摘されデッキに移動し、それからトイレに入ったようですが、そこで止まらないほど薬品が漏れ出した様子。
ズボンのアチコチが溶けるぐらいですから、相当焦ったと思います。

で、煙が出て周りの人間にも目に見える形で事態がどんどん悪化。
俺は先日、スーパーで買い物をしてサッカー台で袋詰めしているときに鼻血がけっこうな勢いで噴き出しただけでもめちゃくちゃ焦ったのですが、こんなのでも「他のお客さんにバレたらヤバい！」と激しく動揺しました。
そんなことを思うと、薬品があふれ出てそれがズボンにかかって溶けて、しかもバッグから煙りが噴き出してきたなんてのは正に地獄。
俺だったらもうパニックで何も考えられなくなってしまいます。
そんな状況の中、この男性は必死に
「危ないものではないです。試薬の硫酸なので大丈夫です」
「ご迷惑をおかけしてすみません。大丈夫なので」
などと繰り返していたようですが･･･
刻々と悪化していく事態に、生きた心地がしなかったことは容易に想像できます。

んで、これって新幹線を長時間停めてしまったわけですから、賠償もとんでもない事になりますよね。
あれだけの騒ぎになっては、故意ではないにしても、相当なペナルティが待ち受けているように思います。
今ごろ、「もっと厳重に梱包しておけば」と悔やんでいるように思いますが、こうなってしまった以上は全て後の祭り。
俺みたいな人間は鼻血を出すのが関の山ですが、いざというときにパニックにならないためにも常にティッシュやマスクを多めに持ち歩くなどしておきたいと思います。
実際、先日鼻血を噴き出したときも、ティッシュやマスクをバッグに忍ばせていたので自分で処理して周りにバレることなく対応できました。
手間がかかったり荷物が増えるのは面倒なものですが、これからもこういう事に関しては「備えあれば憂いなし」の精神でやっていこうと思います。