脳みそが焼けたおじさん

ストリートファイター6(以下スト6)を再開し始めてから間もなく3週間経ちます。

今年の6月に買ったスト6。
俺からすると文句のつけようがないほど素晴らしい完成度で、やり込むならこれ以上ないってほどの完璧なゲームです。
しかし俺の場合。
発売した直後は弟が入院していたりしたこともあって、そこまで本腰を入れて遊ぶ気にもなりませんでした。

で、弟が退院していつもの日常生活が戻ったものの、そんなにやる気にはならず。
というか、基本は酒を飲みながらスト6をしていました。
短時間で安易な快楽を得る手段としてはかなりお手軽ですが(笑、まぁ当然の如く酒を飲みながら勝てるほど甘いゲームではありません。
特に俺の場合、元々人より判断力や反射神経が劣っている人間。
そんな人間が酒をガブガブ飲みながらプレイしたら、そりゃ猿がプレイしているようなものです。
まぁ飲みはじめにちょこっと勝てるにしろ、酔いが進むにつれてめちゃくちゃなプレイになり負けを重ねていき、それにブチギレて部屋で一人「クソが!」とわめくパターン。
完璧な子ども部屋おじさんですいません(苦笑。

と、そんなしょうもないことをやっていたのですが、10月から禁酒をはじめて今のところ飲んでいません。
だから前よりは純粋に楽しめるかと思い、スト6を再開。
現時点で3週間ほどとなりますが、これがまぁ面白い。
勝ち負けは精神的にくるものの、真剣にやっていたらこんなおっさんでも上達します。
これが本来の格闘ゲームの楽しさ。
で、勝つとこれがとんでもなく嬉しいのですよ。
俺が勝ったところで何か評価が上がったり、得られたりするわけではありません。
完全に自己満足だけでしかなく、世界を動かすようなことないにも関わらず。

が、そんなことは分かっていても、ハマると血なまこになってやってしまうのが対戦格闘ゲーム。
俺のような立場の人間がこんなに感情を揺さぶられるものって、いまはこれしかないのではないでしょうか。
まぁ死んだ目をしながら生きるよりはありがたいことです(笑。

とまぁ、そんな風に熱くなれる対戦格闘ゲームなんですが、当然デメリットもあります。
それは負けたときの感情のいらだちが凄まじいということ。
むろん個人差はあり、負けてもまったくキレたりしない人もいます。
が、俺はもうおもいっきり熱くなるタイプ。
負け続けると、もうイライライライラして・・・。
そんなタイミングで何も知らない母から用事なんかを頼まれたら声を荒げて対応してしまいます。
もう怒りが煮たってしまっているといいますか。

で、こうなると勝たない限りは収まることはありません。
2連勝ぐらいすれば収まりますが、それまでイライラしっぱなし。
こうなることは今までの経験で分かっていますから、メンテナンスの予定が入っているときなんかはその前にはあえて遊ばないようにしています。
負け続けた状態でメンテナンスなんかに入ったら、感情のリセットが出来ないまま数時間を過ごすことになるから。
これは俺の中で対戦ゲーム全般で発生すること。
この歳になっても感情の抑制が効かなさすぎるおっさんですいません。

そんなもんですから、感情が乗らないときはあえて対戦ゲームをやらないということもよくあります。
一度始めるともう頭にスイッチのようなものが入り、ひどいときは2~3時間あっという間に潰れることもありますから。
そうなるのが怖いときは、落ち着いているうちに先に買い物に行くとかするのです。
そして後は家に帰ってきたら満足できるまでプレイする。

と、そんなわけで何かと感情が揺さぶられる対戦格闘ゲーム。
ここに来て再開して3週間経ちましたが、このぐらいになってくると、いくらか勝ち負けに対する耐性のようなものが出来てきました。
基本は勝って気持ち良く終わりたいのが大半だったものが、負けを恐れずに戦いに挑むようになってきたのです。
こうなると完全に中毒症状。
もう起きてからすぐにスト6をやりたくてやりたくてたまらず・・・。
自分でも分かるのですが、完全に脳が快楽物質を欲しがっている状態。
勝つことで何十分間は満足し、負ければ勝ちが得られるまでゲームをやり続けてしまう。
たぶん脳みそが焼けたような状態になっており、俺は完全にゲーム中毒者なのでしょう。
最近はその抗えない衝動を感じる度に、そんなことを強く思います。

まぁ冷静に考えれば、「他にやることあるだろ」って話でそう思う方も多数いるのでしょうが・・・。
家にいながらいつでも対戦できて、しかも非常に安上がり。
禁酒中の今はそんな楽しみがなければ生きていけないのです。
酒、ゲーム・・・と依存しながら生きている俺。
どちらもほどほどに楽しめればこんなに良いものはないのですが、俺のような意志が弱い人間は歯止めがきかないから困りものです。

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