いつか来てしまうその日のために

きょうは祝日。
毎度のことながら毎日が休日の俺には影響がないのですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

9月あたりからなんですが、母や弟と出かける機会が増えました。
ま、増えたと言っても月1~2回ほど。
この前書いたステーキ宮の記事もある場所に出かけた帰りで、意識して出かけなければ我が家では発生しないイベントです。

と、なぜにここに来てそういう風にするようになったのかといえば、答えは単純。
いつまで出来るか分からないから。
そしてそんな日が明日来ても不思議はないからです。

来月の末あたりにはまた今年のことについて振り返ると思いますが、とにかく今年は5~6月に起きた
「弟の骨折による入院」にしこたまやられました、精神が。
前日まで普段どおりの生活だったのに、朝、母呼ばれて行ってみたら部屋で転倒して骨折している弟。
これが「どこかに出かけた」や「車にはねられた」とかならまだ分かりますが、自分の部屋でですからねぇ。
予想もしていないいきなりの強制イベント発生ですよ。

我が家で骨折をした人間は初で、とにかく右往左往。
救急車を呼んで搬送してもらい、翌日には手術。
その後は入院したのですが、これも99%は母が対応。
泊まり込んで付き添いで対応してくれたので何とかなったのですが、これも母がいなくなったら俺がやるしかないわけです。
他に出来る人はいません。
この現実を考えると、この先の未来にある恐怖に怯えてしまうのです。
いつかそんな日が確実にやってくるのだと思うと。

と、そんなことがあったこともあり、どうしたってこの先に起こりえるトラブルを予想せずにはいられません。
母が倒れる、弟が倒れる。
もしくは持病持ちの俺が倒れるなんかもありえます。
誰か一人倒れてもかなり苦しい状況に追い込まれるのは確実。
どの家庭でも、誰でも起こりえる事なのかも知れませんが、若いころとは違って50歳が近づいてきた今となっては、その確率は日々上がり続けていくわけです
この事実は絶対的なものですから、震え上がるわけですよ。
40歳間際からこのことは分かっていたつもりでしたが、いざ現実になってみると思っていたより辛いです。
いつどうなるか、そしてそれはある日突然やってくるというのは恐怖。
日々、漠然とした不安に包まれるという感じです。

と、そんな事を考えると、家族3人でどこかに出かけられるのも貴重なことだなと。
一人一人が自分の足で歩けて、自分で食事も出来る。
以前は「当たり前」としか思っていませんでしたが、我が家の場合はいずれかの人間がこれが出来なくなるわけです。
ボケたり歩けなくなり車イスになるとか。
そうなったら出かける事なんて到底無理。
日々の面倒を見るだけで手一杯になるのは間違いありません。
だからそんな日がやってきてしまう前に、どこかへ行けそうなときは行っておこうと。

まぁ、母の年齢を考えれば、現在でも奇跡のようなものだと思っています。
車の運転は自分で出来る、家事もこなす、そして弟の面倒も見る。
70歳すぎても自分のことは自分でやってくれているのですから、これだけでもとんでもなくありがたいことで、これ以上言ったらバチが当たりますね。

と、そんなわけで自分も含めいつ誰がどうなってもおかしくない我が家。
いつまで3人で出かけられるか分かりませんから、今後も母や弟と出かける機会があれば行ってこようと思います。
もう一緒に出かけられなくなる日が来る前に・・・・・・。

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