倒れていた弟

GWの最中である5月4日。
6時30分ごろ、母が部屋の前に来て声をかけてきました。
「○○(弟の名前)の様子がおかしいんだけど・・・」と。
その言い方にただならぬ雰囲気を感じ、急いで弟の部屋に向かいました。

部屋に行ってみると、弟は床に横向きで倒れ込んでいました。
布団から30センチほど横にずれた床に横向きの状態。

意識はあるようでこちらの呼びかけには応じるのですが、なぜそうなったのかまったく想像できません。
起きているなら自分で身体を「よっこらしょ」と動かして布団に戻ればいいのに、床に寝たまま。
「なんだ?この状況?」と母と困惑しました。

母が弟に「布団に戻ることは出来ないのかい?」というと「無理」との返事。
なのでとりあえず俺と母で引っ張って布団まで戻したのですが・・・人間の身体は重くてビックリ。
ちょろっと引きずりながら動かしたのですが、母と二人がかりでもなかなか動かせなくて。
なんとか強引な形で布団には戻したのですが、弟はその際「痛い痛い痛い」と顔をゆがめていました。
それを見てどこかを痛めたのかは分かりました。

となれば、後は弟に「どこか痛いのか?」や「どうしてこうなった?」と聞けばいいだけの事なのですが、弟は障がいがあるため、それらの説明が出来ません。
普段から母や俺、その他何回か交流のある人間との意思疎通は出来るのですが、こういうときに細かい説明が出来ないのです。
すねの部分が痛いのか、太ももが痛いのか、それとも腰や背中でも打ち付けてしまったのか?
当人が説明できず、ただただ「痛い」というだけ。

それと「失敗したぁ~」とか「ミスった」などの言葉が。
そして「怪我をしたから包帯を巻いて」と。
これらを聞いて「部屋の中で転倒した」ということはそれとなく分かりました。
「長年住み慣れている自分の部屋で動けなくなるほどの転倒をするか?」と疑問には思ったのですが、
俺も昨年末、酒を飲みすぎて自分の部屋でぶっ倒れた事があります(苦笑。
そういうことを思えば、人のことは言えんなと。
弟の場合はお酒は飲まないので、転倒した原因は別なのでしょうが。

と、そんな状況になってしまったのですが、先に述べたように弟がどんな状態かは分かりません。
食事を食べさせるために「身体を起こせないか?」と言っても「無理」とのこと。
これも普通の人ならその「無理」という言葉をそのまま受け取れるのですが、弟の場合は「気分が乗らないからやりたくない」というパターンもあります。
となれば、後はズボンを脱がせて痛がる箇所のチェックしかないと思ったのですが・・・。
弟は肌が荒れる疾患を抱えているため、素人である俺と母が見た目で判断することは無理でした。

この後。
とりあえず救急車を呼ぶかどうかの話になりましたが、この日は5月4日でGWの最中。
どれほどの状態か分からないこともあり、救急車を呼ぶことにはためらいがあります。
打撲とかでしばらく休めば治るようなんものだったらアレですし。

なので母と本当に悩んだのですが、とりあえず意識はしっかりしており、寝たままですが水を飲んだり食事をすることは可能な状態ということもあり、とりあえず様子を見ることに。
で、こういうときの判断基準として#7119(おとな救急電話相談)があるのは知っていたので、母に電話をかけてもらったのですが・・・。
この日は休みということもあり、まったく電話が繋がりません。
日が日なだけにどうしようもないですよね・・・・・・。

と、そんなことをしているうちに時間がどんどん過ぎて行ったのですが、夕方まで水を飲んだり食事を取ることは普通に出来ていたため、きょうはこのまま様子見をすることに。
翌日の朝、どうなっているかで救急車を呼ぶか判断することになりました。

次回へつづく

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