「1回目だから許す」っていう時代じゃないんだなぁ・・・

引退の北青鵬がコンプライアンス委員会から「残す選択肢はない」と断罪された背景とは

明るみに出たと思ったら、有無を言わさずの速攻のような感じであっという間に処分が決まった印象を受けるこの1件。
親方である元白鳳にも降格処分が下り、北青鵬は引退。
正直、驚きました。

というのも、最初にこのニュースを聞いたときは、
「1回目だから許すだろう」
と思っていました。
「そんなのは甘い!」と怒られるかもしれませんが、北青鵬の圧倒的ガタイの良さ、22歳という将来性を考えると、そういう流れになると思ったのです。
あと数年もすれば役力士になれるような実力の持ち主のように思っていたから。

で、
「今回だけは許してやる。が、次やったときは終わりだぞ」
という感じで誓約書を書かせて数場所の休場あたりの落としどころになるのかなと予想していました。
しかし実際は問答無用の引退。
「えっ?一発アウトなの」と驚かずにはいられなかったのです。

とはいえ、後に北青鵬がやっていた暴行の内容を知ると、これは引退という処分が下るのもやむを得ないかなとも感じました。
いくつかありますが、

殺虫剤スプレーに点火してバーナー状にした炎を体へ近付ける行為
・顔面、背中及び睾丸への平手打ち
・財布に瞬間接着剤を塗布し、損壊

と、これらはやっている事がかなり陰湿な上に悪質。
バーナー状の炎を体に近づけたなんてのは、さすがにフォローのしようがありません。
北青鵬本人は深く反省して現役続行を希望したようですが、他の所属力士らの多くが復帰を受け入れられないというのも分かるような気がします。
周りが引くぐらいのことをやっていたのでしょうね。
当人だけは気づいていなかったと。

 

 

というわけで、今の世の中は「1回目でもダメなもんはダメ」で終わってしまうものなんだと感じました。
昨年、元楽天の安楽選手もイジメが原因で速攻で切られましたが、「反省しているから許して」は通じないようです。
非常に厳しいような気がしますが、こういうイジメや暴行を防ぐためにはここまで徹底するしかないのかもしれません。
今回の処分は「人気や実力、将来性があったとしても関係ないぞ」っていう相撲協会からの強烈なメッセージのようにも感じました。

それにしても北青鵬は本当にもったいないですね・・・。
自業自得とはいえこの若さでこれまで人生をかけて打ち込んできたものを失うというのは、想像を絶する辛さだと思います。
しかも稼げるようになってからのわずか数場所での引退。
若いとはいえ、これから何かと大変でしょうね。
なんとか道を踏み外さずに頑張ってほしいですが・・・。

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