手術当日

前回のつづきです。

救急センターに入院し翌日の午前中に手術してもらえることになった弟。

手術当日。
緊急の患者さんが来ることもなく、無事に弟の手術が行われたのですが、手術が終わったのが母から聞かされていた終了時間よりもだいぶ遅め。
母にその理由を聞いてみると「8時30分スタート予定」が3時間遅れて「11時30分スタート」になったとのこと。
「そんなことあんの?」と思いましたが、救急センター側にも事情があるのでしょうから、こればかりは致し方ありませんね。
手術してもらえるだけありがたいことです。

とまぁそんな感じで無事に手術は終わったのですが、母はなんだかすぐに救急車を呼ばずに様子を見てしまったことをしきりに後悔していました。
「ああいうときはすぐに呼ばねばいけなかった」と。
誰かから何かを言われたのかもしれません。

が、俺は正直、弟の障害のこともあって今回は仕方ないと思うのですよ。
ちゃんと「〇〇が痛い」「完全に動かせない」とか言えるなら別ですが、ほとんど「痛い」しか言わなかった弟。
救急車も気軽に呼ぶようなものじゃないですし、こればかりは・・・。

で、この後。
弟の病室に普段から見ているお医者さんが来てくれたみたいで。
母が「救急車を呼ぶのが遅れてしまいました」や「また歩けるようになりますかね?」と心配していたら、
「1日~2日ぐらいなら大丈夫ですよ~」との返答が。
この一言により母もだいぶ落ち着きを取り戻したようで、ありがたいことだなぁと。

とまぁそんな流れであれこれやっていると、5月8日以降に弟が5年前に入院していた病棟の個室に移れることに(弟は障がいがあるため、4人部屋などは無理)。
救急センターでは母のトイレ事情などがだいぶ厳しかったので、これにはホッとしました。
正直、母も歳が歳だけに体調面が何かと心配で。
とりあえず通常の方の病棟だったら色々と融通が利くので、このときはホッとしました。

と、そんな感じで悪い流れから抜け出してきたものの…。
俺の胸に去来したのは、
「母がいなかったらこれを俺が全部やらなきゃいけないんだ」
という現実でした。
今回、母は5年前の入院付き添い経験もあり、必要なものとかもかなり手際よく揃えていました。
あと病院との各種手続きも。
母の場合は妹である叔母が保証人になってくれるのですが、俺の場合だとそんな人はいません。
この現実に、今まで考えないようにしていた今後の不安が一気に襲ってきまして…。
数日間、下痢が止まりませんでした。
ストレスっていうのは恐ろしいもので、こんなにも体がおかしくなるのだと久々に痛感しました。

次回につづく

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