一番選んではいけない選択だったと思う

衝撃的なニュースが続きましたが、きょうはこちらの件を。

市川猿之助被告に懲役3年、執行猶予5年 歌舞伎界復帰への言及なし…「生かされた自分に、これから何ができるか考えていきます」

これ、ネット上でも言われていますが、「執行猶予」がついてもいいものなのでしょうかね・・・。

引っかかるのはご両親が亡くなっていること。
人が二人亡くなるって相当な事だと思うのですよ。
いくら精神的に参っていたとか色々な理由があるにせよ。

だからこれがまかり通るなら、今後は介護疲れかなんかの言い訳でもこういうのが通りそうだとか考えてしまうのですよね。
親が亡くなった後に残された子どもが「一緒に死ぬつもりだった」とか言ってそれが通るのならねぇ・・・。
猿之助さんがウソを付いているとは言いませんが、非常にスッキリしない判決のように感じました。

またこの件で思うのは、「自殺なんか選ぶべきじゃなかった」ということ。
仮にどれだけのスキャンダルがぶちまけられようが、ここまでの事態には絶対ならなかったと断言できます。
俺からすると、「なぜこんな選択をしたのか?」って疑問に思います。

むろん、傍から見たらたいしたことがなくても、当人からすれば
「これが世間の明るみに出たら終わりだ」
とか考えてもおかしくはありません。
知名度や人気があればとんでもないバッシングが待ち受けているのが常。
それを悲観して「それならいっそ・・・」と思うことは不思議ではありません。
猿之助さんほどになると、失うものが相当大きいことは容易に想像できます。

しかしですねぇ・・・。
先にも言いましたが、どんだけのスキャンダルでもこの家族で自殺を選んだ結末と比べれば、そこまでにはならなかったと思ってしまうのですよね。
猿之助さんはそういうのが考えられないほど追い詰められていたからこういう選択をしたのかもしれませんが、死んで償うほどのことなんてそうそうないと思います。

それと猿之助さんの一件を見て思ったのは、「ほんとうに自殺なんかやっちゃいかん」ということ。
というのも、騒動前はあれだけ活力が漲っていたような人が、それこそ今は顔に生気がないじゃないですか。
高校時代の恩師が「一度自殺をやろうとした人は、持っていたオーラみたいなもんを失う」と言っていたのですが、今の猿之助さんを見ていると正にそうだなぁと。
自分自身がやらかしたことでご両親を失ったことや、歌舞伎界に多大な迷惑をかけたことで今は到底元気な姿を見せられる状態ではないのでしょうが、俺は見た目だけではなく、その奥底にある大切なものが消えてしまったように見えます。
これから歌舞伎界にどういう風に貢献していくのかは分かりませんが、今回受けたダメージは生涯消えないのではないでしょうか。

事件の前はあんなに輝いていたのに、今は執行猶予の身となってしまった猿之助被告。
社会的な地位がありお金もあったであろう猿之助被告が、ご両親を巻き込んで人生を終わらせようとしたという事実は、人の闇の深さを感じさせます。
追い詰められたら、どんな人でもどんな選択をするか分からないものなんですね。

 

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